2025年05月04日
Thunderbirdの設定 覚え書き(V.137)
メーラーはThunderbirdを利用している。Microsoftの提供するメーラーについては、ExcelやWordを使用していてもOutlookを使用してはいない。お客様の環境設定を確認するためとかのためにインストールはしているが使用してはいない。
少し前まではThunderbirdのバージョンもESR(Extended Support Release)を利用していた。好んでESRを利用していたのではなく、なんとなく。
しかし、今後は月次アップデート(Release)へ切り替えられるとの記事を読むと、切り替えは手動で行う必要があるとのこと。
以前にも、手動で切り替えなければバージョンが飛ばないとの記事で、設定やデータをバックアップしてから最新をインストールした事があり、何事もなかったようにアップデートが完了した。しばらく期間を置いてから自動でもアップデートされたような気がする。
月間毎に過去のメールは整理するようにしていたが、フォルダ設定の関係で「メッセージフィルター」で保存するフォルダがアカウント設定をまたがっていたりするものがあったりしていので、そちらも整理する意味で、新規のようにインストールすることにした。
アカウントの設定内容はパスワードも含めて記録があることを確認しておく。8個のアカウントを設定している。
インストール自体は何の疑問も、問題もなく完了。
(1)起動時のメッセージを非表示にする
起動時にメッセージペインに「Thunderbirdへようこそ」と寄付支援のメッセージが表示されるが、それを表示されないように設定
「ツール」→「設定」→「一般」→「Thunderbirdスタートページ」→チェックをはずす。
(2)メニューバーが表示されない
設定を確認してもメニューバーを表示する設定が見つからない。
メニューバーが表示される何も無い場所で「右クリック」→「メニューバー」にチェックを入れる。
(3)「署名」の設定を確認
「署名」を設定するのに、設定場所の確認
「アカウント設定」→「ファイルから署名を挿入する(テキストまたはHTML、画像ファイル)」→チェック
次の行の「参照」をクリックして「署名」に相当するテキストファイルを指定。
「編集とアドレス入力」→「返信時には元のメッセージを自動的に引用する」にチェック
「引用部の返答位置」→「引用部の上」
「署名を挿入する位置」→「返信部の下(引用部の上)」
これらの設定で自分が望む位置に「署名」を挿入することが出来た。
(4)引用文の文字色が青色でハイパーリンクの文字色と間違えやすい
以前のバーションでは「メニューバー」→「表示」→「フォントと配色」などの項目があったらしいが、バージョン137にはその項目が表示されない。
過去に使用していたアドオン(拡張機能)の「Quote Colors」をインストールする。
「オプション」→「テキスト」のレベル1~レベル5までを黒にする。同様にレベル1~レベル5までの「背景」を薄い灰色にする。
これで引用文の文字色が黒で、背景色が薄い灰色になるので、引用されている部分が明確に本文とは別の表示になって見やすくなった。
(5)スレッド表示、グループ化表示を解除する
多くのメーラで、このスレッド表示、グループ化表示がディフォルトになっている場合が多いようであるが、私はこのスレッド表示、グループ化表示が嫌い。「送信日時」の新しいのが最上位に並んでいれば良い。
あちらこちら調べて、それに対応する設定をしてみるが、思い通りにならない。
「スレッド表示」が解除できたと思ったら「グループ化表示」になっていたりする。また逆を設定すると「スレッド表示」になってしまったり。シーソーのように繰り返す。
そんな設定を繰り返していたら、「表示」→「スレッド」→「無視スレッド」そして「並び替え順序」→「非スレッド」を選択したら、「スレッド表示」が解除できたようだ。これをメモしておいた。
別のアカウントでも同じように設定したつもりだったが、思い通りにならない。「メッセージリストペイン」の左端に枝のようなアイコンがあるが、それをマウスオーバーすると「メッセージのスレッド表示を切り替えます」と表示されるので、それをクリックしたらうまく表示されたような気もする。
しかし、この「スレッド表示」「グループ化表示」の解除の設定は全く理解できていない。触っていて、うまく行けばそれで良しみたいな感じになってしまっている。「スレッド表示」も「グループ化表示」もない状態から、それらを設定したいユーザが、設定を変更するような手順(ディフォルト状態)にして欲しい。
(6)個々のメッセージフィルターの設定
以前のバージョンで使用していたメッセージフィルターも、アカウントをまたがないでフォルダーにいれるように、メッセージが到着する度にフォルダーに分けるべきメッセージのフィルターを作成していく。その際に分けるフォルダーも作成する。フィルターの作成については、以前のバージョンと比較して設定に困ることは発生しなかった。
フォルダー分けがスッキリしたように感じているので、Thunderbird自体も新鮮に感じる。
投稿者 owner : 2025年05月04日
2025年03月26日
迷惑電話の着信拒否 Calls Blacklist
最近のTVニュースでは、警察署の正式な電話番号を表示して詐欺を行い、2ヶ月で100億円以上の被害が出ているらしい。
直接的な詐欺のような電話でもなく、「不用品買い取ります」とか物品販売関連の受話器を持ち上げたくない内容の電話が多い。固定電話着信の2/3程度は、そのような電話である。
自宅の固定電話は「ナンバーディスプレイ」を契約し、電話機の「非通知お断り」を設定している。
しかし、こんな世の中になるとは想定されていない頃に作られた電話機なので、「特定電話お断り」も30件しか登録できないように設計されている。そんな件数では着信拒否したい電話番号は足りない。電話番号登録の余っている個数を利用して、「不用品」とか「営業電話」とかを登録して、ナンバーディスプレイさせて、出ないようにしている。
このような個人宅の固定電話を狙って、詐欺やどうしようもない電話営業を電話機自体で防ぐのは限界がありすぎるので、警察やキャリアが片っ端から特定し、電話の利用を停止させるような動きをしてもらわないと、対処のしようがないような気もする。
しかし、スマホは違う。コンピュータであり、プログラマブルなので対応方法には拡張性がある。それらに対応してくれるようなアプリを開発してくれている方々も大勢いるようだ。
私の使用スマホはAndroidなので、基本的にGoogleの電話アプリを利用している。以前に比較すればGoogleの電話アプリも、これらの迷惑電話系の対応も進化してきている。
電話の履歴から簡単な操作で、かかってきた迷惑電話の電話番号は次回からブロックするように設定できる。それを「迷惑電話」としても登録できる。その登録がGoogleに送信されるのかは調べたがわからなかった。
しかし、これでは特定の電話番号だけがブロックされるので、電話がかかってきて初めて対応できる。
最近のように海外経由で発信された電話番号をブロックするにはどうすればよいか。ネットニュースを読むと米国や中国からの発信番号が多くを占めているらしい。
海外の友人も居ない。スマホから海外へ電話した経験もない。と言うことは米国・中国から発信された電話についてはブロックすれば良いのではないか。個々の電話番号ではなく、「纏めて」「ワイルドカードで」ブロックできるアプリを探した。
合致したのは「Calls Blacklist」で、有料・無料がある。
ブロックする対応としては
(1)電話番号をフルで指定する
(2)電話番号の冒頭の番号を指定する
(3)含まれる電話番号の一部を指定する
(1)の電話番号をフルで指定するのは、かかってこなければ番号を特定できないので次回からの対応になる。これはGoogleの電話アプリでも、かかってきた電話番号をブロックするのは可能である。どちらに登録してもブロックしてくれる。
(2)の電話番号の冒頭部分を指定するのは、始めがその電話番号であれば、それに該当する電話は全てブロックしてくれる。これが海外からの電話に対しては有効である。電話番号を知らなくても海外からの電話はブロックする。
例えば米国やカナダであれば「+1」を登録すれば、そこからの電話はブロックする。中国であれば「+86」を登録する。「+95」を登録すれば、ミャンマーからの電話をブロック。
ネットニュースで、国外からの詐欺電話や怪しい電話が、ある国から頻発しているのを見かけたら、その国の発信番号を登録すれば、そこからの全ての電話をブロックしてくれるのが素晴らしい。
ある東京の不動産会社が、マンションを売却しないかと電話してくる。それも現住のマンションを名指しで。電話番号は東京03で局番までは一緒だが、下4桁を替えた(違う電話番号)番号でかけてくるので、以前はかかってくる度にその電話番号をブロックしていたが、この「Calls Blacklist」を使用してからは、「03ABCD」(※ABCDは番号)と前方一致(冒頭番号)でブロックするように登録してからは、思い通りにブロックされるようになった。同じような営業方法を横浜方面の支店でも実施しているらしく、こちらも「045ABCD」をブロックするように登録してある。
(3)の含まれる電話番号の一部を登録する利用方法としては、やはり最近のネットニュースでも話題だが電話番号の下4桁が「0110」で、警察署を装って詐欺電話をかけてくる事案があるらしい。それへの対応として「0110」を含む電話をブロックする使用方法。
電話帳に登録してある「0110」を調べてみたが、私が電話で話す相手の電話番号に「0110」が含まれている番号は無かったので、これも事前にブロック可能である。実際に「0110」が含まれる電話番号からの受信があったら、「ログ」でも確認できる。警察署から直接スマホに電話がかかることは先ずは無いと考えているけど。
「前方一致」と「部分一致」によるブロックの機能がGoogleの電話アプリとの大きな差となっている。もし登録したブロック内容でも通話が必要な電話番号は「ホワイトリスト」も用意されている。使用経験はないが。
有料版は「アプリ内広告が非表示」と「SMSのブロック機能」の違いがあるようだが、「SMSのブロック機能」はGoogleのメッセージアプリでも利用可能である。
「部分一致」の中でも「後方一致」がサポートされると万能に近い気もする。現在の有料版は¥500らしいが、他に「ワイルドカード」のような機能を含むブロッカーを探せていないので、これだけでもお買い得のように感じられる。
気持ちよく無料版を利用させて頂いています。
投稿者 owner : 2025年03月26日
2025年03月12日
駅スタンプ 八王子駅
【八王子駅 有人改札で依頼】
【2024年12月】
松姫と八王子城がイメージされたスタンプ。松姫は武田信玄の四女で、今の山梨県から八王子に逃れてきたらしい。八王子城は最初、北条氏により築城された。
改札口近辺、みどりの窓口近辺を駅スタンプを求めて探したが見つけられない。有人の改札口で駅スタンプはありませんかと訊いたら、無言でカウンターの下から取り出して貸してくれた。ありがとうございました。
八王子駅には、昨年も同時期に仕事で来訪している。TVの天気予報の番組では、東京都の雪の情報などでは頻繁に八王子駅前での中継がされるので、見慣れている感じがする。
仕事で八王子に来る時は、朝は下り、夕刻は上りなので着座しての移動で混み合うイメージは持っていないが時間がかかる。片道2時間の道のり。
折角遠くまで来ているので、八王子名物の八王子ラーメンでも食べて帰ろうかなと考えていた。八王子ラーメンは(1)醤油ベースのたれ (2)表面をラードが覆っている (3)きざみ玉ねぎを用いているのが定義となっているらしい。しかし夜になって寒くなっているし、足の調子も良くなく、あちこち歩くのに負担を感じるので結局食べないで帰ってきた。残念!!
八王子駅近くのマンションに友人が済んでいるはずだなと思っていたが、住所を調べてみたら高尾駅近くのマンションだった。住所が八王子市だったので、八王子駅と思い込んでいただけだった。
中央本線も塩尻経由で名古屋まで到達するようだが、東京から名古屋へは東海道本線・新幹線の旅になるだろうな。途中観光しながらの旅も楽しそう。
関連リンク 駅スタンプ 高田馬場駅
投稿者 owner : 2025年03月12日
2025年03月03日
Canon MF272dw 導入
お客様はこれまでCanonのプリンター「TS8130」を使用してきた。
しかし6年使用経過後に「インク吸収体が満杯に近づきました [OK]を選んで継続できますが、早めに修理受付窓口へ交換をご依頼ください」の「サポート番号 1701」がプリンターのディスプレイに表示されるようになった。
これまではインクを頻繁に購入しなければならない以外は不満点はなかったが、機械の故障ではなく部品(?)の交換をしなければ近い将来使用できなくなってしまう。TS8130は2024年3月末で修理対応期間が終了しており、「インク吸収体」を個人では交換できないようである。
プリンターのヘッドクリーニングなどで噴出したインクを受け取る部品らしいので、ある程度の年数を経過しないと発生しない事象なのだろうけれど、発生したら修理対応期間が終了するような時期であり、結局は新しくプリンターを購入しなければならないようだ。
インクを頻繁に交換するので、予備にインクを多めに購入してあるそうで、それを有効活用するために、購入してあるインクを使用できるプリンターの購入を希望している。家庭用プリンターはインク商売なので、機械は機能の割に安価に購入できる。しかし、インクのランニングコストが一年もすると機械の購入価格を上回る場合もある。
機能的にはプリント、コピー、DVDへのプリント、そしてインクの有効活用。それらが合致する機種、価格、機能、発売時期、購入者の評価などを一覧表にしてご提示した。
機種数的に少ないので、次にインクジェットプリンターの有名どころのキヤノン、エプソン、ブラザーのコストをを重視した、一覧表を作成してご提示した。
メッセージやLINE、メールのやり取りだけでは情報も話す内容も少ないので、訪問した機会に詳しくお話した。
プリントはカラーの必要性があるか。年賀状じまいも始めているし、カラーで印刷するのは紙上で見たり、保存したりするもので必要性は少なくなっている。
コピーはスキャナー台からする程度で、スキャナーとしては使用していない。コピー機能は欲しい。
DVDへのプリントは好きな野球の試合をDVDに録り、いつか見るであろう映画や番組を録っている。録りためたDVDを見たりはしていないので、これも必要性は少なくなっている。老後に見るかも知れない程度。
私の考え方をお話すると、ランニングコストの高いインクジェットプリンターの使用をしない。コピーの利用は継続し、スキャナーの利用も促進する。DVDへのプリントは利用しない。それで導き出される機種は家庭用あるいは小規模オフィスでの利用を想定した、安価な単色のレーザープリンターを購入する。
お客様も、この考え方に傾き、安価で購入できるレーザープリンターを発売しているキヤノン、ブラザー、リコーの機種の一覧表を作成して提示した。
機械の価格、トナーなどのランニングコストを見てみると、CanonのMF272dwが筆頭候補に上がり、お客様と私も同意見であった。
機械の購入価格は13,027円。カラーではない、DVDへのプリントが出来ないなどの機能的減少はあるが、同じように6年間利用しても、インクジェットプリンターのコストに比較して圧倒的に安価になるだろうと予想される。互換トナーの利用も想定している。
TS8130は警告が出ていながらも、まだ使用できる状態なのでダメ出しがでるか、予備インクが無くなるまではUSB接続で利用することにする。
MF272dwが有線LANでの接続にも対応しているので、PCも接続している無線ルーターに有線LAN接続した。レビューにプリンターを見失って再起動する場合もあることが記載されていたので、無線ルーターへの接続にはDHCP接続ではなく、その範囲の中での静的IPアドレス設定で接続した。
小規模オフィスでの利用も想定されている機種からなのだろうか、個人で利用するのに便利なような一覧性のあるアプリケーションは存在していないようだ。個々の機能設定をするには「設定」のプリンターから設定するような具合。
デスクトップ上に「MF272dw」のフォルダを作成し、その中に「ユーザーズガイド」と「設定」内の「デバイスとプリンター」からMF272dwのショートカットを作成し保存しておいた。これで両方とも参照するのには簡単になった。
レビューの中に、購入時に同梱されているトナーが100%の充填量ではなく少なかったとの記載があったが、トナー残量は100%を指していた。
設置時にトナーを一旦引き出して、挿入する手順があるが、その時に上部のカバーを全開する必要がある。そのカバーを閉じるのに何か突起状の物を押してダンパーを緩めるとかするのかと探したが見つからない。つっかえ棒のように立ち上がっているだけで、購入当初に壊したかなと心配になり、ネットで同じような疑問に遭遇した人は居ないかを探したらYoutubeにその答えはあった。その方はCanonと連絡を取り解決策(操作?)を得たらしい。
CANON satera MF272dw買ったのでご紹介と設定方法 最新レーザープリンター
https://www.youtube.com/watch?v=QpoJdPAscUU
これの27分程度のところに、操作方法があり、結果としては力を加えて抑え込むような操作であった。
静的IPアドレスの設定を、操作パネルから行ったのだが、このIPアドレスの設定方法のUIが私にとっては特異な方法で「確定」と「変更」の操作を間違えて三回目にボタンの動き方を認識して、設定できた。
テストプリントをおこなってみたが、印刷するまでが早い。インクジェットプリンターのプリントヘッドのクリーニングから始まる手順に慣らされた頭にとって、レーザープリンターの速さは驚異的である。
印刷が始まる時にもっと「ガーッ」というような音がするのかと思っていたが、それ程のことは無くすんなり印刷された感じに聞こえた。
コピー、スキャナーを利用する時に、設定を変更する必要性がなければ、操作パネルのボタン操作で簡単に実行できる。スキャナーの結果はいつも同様な場所に日付のフォルダの下にファイルが保存されるので、必要な場所にコピペすれば操作も覚えやすいだろうと思われる。
しばらくTS8130とMF272dwの共存期間を経て、その後はレーザープリンターだけの環境になる。
投稿者 owner : 2025年03月03日